◆2014.10.05&10.11〜13 平成26年度岸和田だんじり祭に参加してきました!◆

 かの血気盛んなことで有名な祭りに,平尾研からは岸和田出身,だんじりに命を懸けるB4の滝下君!それと前年度HP係の私筒井とB4の白岩君が参加し,ドクターの芦田さん,B4の竹内君(とその彼女)も応援に駆け付けてきてくれました!
 全国的にも有名なこの祭りにどうして私や白岩君といった全くの素人が参加することが出来たかというと,滝下君が地元葛城町の青年団に入っており,そこで何と鳴物責任者(だんじりに乗って太鼓や篠笛を奏でる奏者の中の代表)という青年団でも5本の指に入る重要な役職を任されており,今回そのツテで我々も助っ人として曳かしてもらうことが出来ました!

 日程は,10/5が試験曳き,本番一週間前の前夜祭みたいなものです,と10/11・12が本番,13日が落索(打ち上げ)となっていました.私たちの他にも滝下君のサークルの友達F君とY君,S君,W君の4人も助っ人として曳きにきました(この記事にも頻繁に出てきます).F君が試験曳きと12日,Y君が試験曳きのみ,S君,W君が11日,滝下君と白岩君,私が全日程参加の予定で参加してきました.

********************************************************************************

・10/5(試験曳き)
 前日からF君,Y君と共に滝下君の家に泊まり込み,軽く宴会後就寝,初対面ながら意気投合し翌日の祭りに向け皆でテンションを上げていってました,やっぱり酒こそ心と心を繋ぐ命の水!!翌日の事も考え早めに寝て,起床後は青年団の皆さんが集う会館へ.皆でだんじり用の服を貸してもらい着替えます.




 (右下)左から白岩君,私,Y君,F君.みんな人生初のオールバックに服も青年団仕様とテンションが上がりきり,青年団の方と話す時も自然と「うすっ!!」と言った風にハキハキとなってました.

 そして遂に出発!!って,重っ!!聞いた話によるとだんじりの重さはだいたい4t.それを100人足らずの人数で引っ張るのだから重いのも当然.イメージとしては海外旅行用のスーツケースに米俵を隙間なく満タンに詰め込みそれを全力疾走で引っ張って走っていくイメージ(分かりづらいですね,すみません.笑).とにかく重いです.試験曳きはまだ短く4時間と聞いていたのですがそれでも大丈夫かなと不安がってました.本番は朝の6時から夕方の18,19時まで,えらいものに手を出してしまったのかなとも.笑


 曳くときは常にこれくらい前傾姿勢で全力で前に体重を載せます.30分も曳いたらもれなく体重を支える後ろの手にマメができ始めます.

 ただ確かにしんどいですが,それだけじゃないのがだんじりの魅力!皆で一つの事,だんじりを曳くという一点に打ち込む一体感は,助っ人として外部から参加したもののそれでもなお余りあって心地よく,曳いているうちに楽しさや飲めり込む人の気持ちが分かってきました.太鼓や笛の音のリズムに合わせて,気付いたら全力で声を張り上げて懸命に曳いていました.




 鳴物責任者の滝下君の持ち場はだんじりの右前方,花形部分.そこで篠笛を奏でています.

 大変でしたが何よりの達成感を感じ約4時間に渡る試験曳きは終了しました.本番が楽しみでならない4時間でした.終了後は皆でピザとビールを,一日共に曳いた仲間同士,晩飯を一緒に頂きました.驚くほどうまいビールでした!



********************************************************************************

・10/11(本番一日目)
 遂に待ち望んだ日が来ました,本番一日目!本番は宵宮(1日目)と本宮(2日目)に別れており,宵宮は朝6時から日暮れまで,本宮は朝7時から日暮れまでずっと曳き続けます.

 前日は内定先の会社での内定祝賀会があったのでそれが終わってから岸和田の滝下君の家に向かいました.予定では19:00くらいに終了の予定だったのですが,ワイン好きの先輩社員の方と意気投合して終わったら22時を過ぎていたので急いで岸和田へ駆けつけました!白岩君とこの日から新たに参加のS君,W君の3人は先に滝下君の家へ.遅れてごめんなさい.何より酒が悪い!

 駅まで青年団の方が迎えに来てくれるというので,その方の車に乗り込み,他の助っ人の方(広島から毎年参加なされてる立命館大学出身の方とその後輩6人程でした)を待つ間,酔っていたこともあり人生についてやらだんじりの話だったり,パズ○ラの話や何やら色々話してました.笑 後で知ったのですが現副団長で次期団長の方でした.通りでだんじりに熱いはず.

 そんなこんなで会館にて滝下君らと合流し少しお酒を頂いてから,翌日の本番曳きに備えて早めに会館を後にしました.なんせ次の日は朝5時起きで一日中だんじり!丑の刻も過ぎていたため家に帰ってからはすぐに皆で寝ました.

 そしてそしてそして,いよいよ本番!!きちんと朝5時に起きて祭りの勝負着に着替え会館へ.この日は芦田さんと竹内君(とその彼女)が応援に駆け付けて来てくれていました.この日の写真や動画はほとんどこの3人に撮ってもらった分です,本当にありがとうございます!





 本番での見せ場は何と言っても駅前でのやり回し(動画)!!このやり回しを見に毎年,祭り開催期間だけで動員人数60万人もの人が岸和田に来るそうです.だんじり右手前方で揺れながら笛を吹いているのが滝下君.動画最初の方で踏ん張っているのが我々足軽部隊です.

 やり回しは,曳き手にとっては一番熱く,そして同時に一番大変な所でもあります.噂によればだんじりが2日間で走る距離はフルマラソンも凌駕するとか.普通に走っている時も皆で引いてるから耐えれているものの,おそらく一人きりで同じ状況ならとうに倒れています.一切冗談ではなくて.それだけの疲労感の中で全員が一丸となり全力で前に駆けなければ綺麗には曲がれません.誰か一人でも手を抜いたら他の負担になります.皆で同じ目標に向け全力を出し続けるところがだんじりのいいところなんだろなと3日間参加させて貰っただけの立場ですが感じ取れました.

 早朝から夕方まで一日中走り切り宵宮(初日)は終わりました.


 ただ残念ながら白岩君が体調を崩してしまい,苦渋の決断ながらS君,W君とともに帰る事になりました.残念でしたが正直万全な体調じゃないととてもじゃないけど曳ききれないため仕方なかったです.その日は皆で会館に戻った後一本だけビールを頂いて翌日に向け早めに寝ました.

********************************************************************************

・10/12(本番二日目)
 そしてとうとう最終日,この日曳くのは試験曳きで意気投合したF君に私,それに滝下君が鳴物責任者として今日もだんじりに乗り込みます!F君は前の日の2時ごろに滝下君の家に来たらしいのですが,爆睡していて気付かなくて,朝起きたら隣に寝ていました.笑

 ということでF君と一週間ぶりの感動の再会を隣同士の布団で果たし,この日も朝5時頃に起きて用意をして会館へ向かいました.最早青年団の方もだいたいが顔見知りとなっています.気合いを入れてこの日も曳き始めました.早朝曳きでは駅周りでやり回しを行い,人がひしめく午後一番の見せ場へ向け気合いを皆で入れていました.早朝曳きの後の,午前挽きは山の手の町々へお披露目の遠征.青年団の方が登山と呼んでいるように坂道の多い道で,休憩中ずっとぶっ倒れるくらい曳き続けました.



 午後になって前を曳いていた女の子2人が遂に思わず泣き始めました.というのも,だんじりには女神が宿ると言われ,女の子が曳けるのは成人する前の18歳まで,それ以上の年齢,女性になってしまうと女神様が機嫌を損ねるらしく,曳けるのが今年が最後という事を試験曳きの日から聞いていました.



 従妹も岸和田より少し北の方ですが,同じく大阪の鳳出身で18歳まではだんじりを曳いていて前の日も見に来てくれていたのですが,「私も最後の日はずっと泣きながら曳いていたよ」と話していました.今年初めて参加した僕らでさえ最終日っていう事を名残惜しく感じていたのに,小さい頃からずっと曳いていたらと考えると,こちらもより一層気合いを入れて最後のやり回しをカッコよく終わらてあげたいと気合が入りました.
 そんなこんなでこの日は全身全霊で,それこそ限界の更にもう一歩上まで曳き続けました.右手は親指以外の全ての指でマメが潰れ,次の日には左足の親指の爪も根元からぽっきり剥がれていました.でもそんなことが気にならないくらいに真剣になれるものでした.

********************************************************************************

・10/13(落索)
 3日間(前日入りを考えると5日間),苦楽を共にした葛城町の青年団の方ともこの日でお別れです.さぁ待ちに待った打ち上げだ!!...と本当に心待ちにしていたのですが,まさかの台風襲来.しかもよりによってかなり強い台風らしく在来線が16時以降は運行打ち切りと発表されていました.

 F君は前日の深夜にバイトのために帰っていたので,この日は朝から滝下君の家でお母様,妹様とゆっくりしていたのですが,悩んだ末この日の間に帰る事にしました.次の日は研究室で報告会の発表,翌日も運休の可能性を考えて念のために電車が動いているうちに岸和田を出る事に.本当これ以上ないほど悩みました.

 帰る旨を青年団の方に伝えに会館へ行くと,ビールを持ってきてくれ数人の方が一緒に飲んでくれることに!いやはや本当に美味しいビールでした,ご馳走様でした!助っ人ながら祭りで使った分のうちわ分配にも加わらせてもらい,うちわ3本をじゃんけんで勝ち取ってきました!笑



 帰りの電車では軽く泣いていました.本当に楽しい数日間でした,葛城町の青年団の皆さん,滝下君,本当にありがとうございました!来年も必ず曳きにきます!



戻る