◆2012.07.27 基礎工学部1日体験入学を行いました!◆

 基礎工学部では毎年、夏休みのこの時期に高校生を対象に1日体験入学という講座を全学科とも開いています.これはオープンキャンパスのような大人数相手にざっくばらんな大学の情報を伝えるのではなく、「大学でどのような研究がおこなわれているのか?」「そもそも“大学”や“研究”とはいったいどのようなものなのか?」を高校生に知ってもらうためのイベントです.たぶん.
 機械科学コースには11の研究室があるので、隔年でこの講座を担当します.平尾研は2年前(私がB4だったとき)にも行い、去年はお休みで、今年再びターンが回ってきましたっ!

 平尾研のテーマは「ペットボトルで音楽を奏でてみよう」
 まさにこの私にぴったりのテーマで、音楽、特に吹奏楽を嗜む高校生がいかにも興味を示しそうな非常に面白いテーマです♪かつ、内容は身近でありながらその理論は深遠で得るものも多いテーマなんじゃないですかね♪

 振動・波動現象を極めた平尾研の学生からD1の長久保君(この私♪)とB4の愉快な仲間たち(増田君、横村君、吉村君)が補助員としてお手伝いに参加しました.彼らB4は3人とも今年度大学院に推薦入学をはたした機械科学コースが保証するとても優秀な学生です.
 今年は3〜5人が各研究室に割り振られ、3時間の講義・実験を1回行うというスタイルです.今年の平尾研には3人の応募(?)があり、奈良から来た高校2年生一人と、大阪から来た高校1年生二人(クラスメイトの友達)相手に行うことになりました♪
 ちなみに3人とも私の予想・期待通り吹奏楽やらオーケストラやらジャズフォークソングの経験者♪・・・ん?ジャズフォークソング?(笑)

 まぁそんなこんなで、午前中は吉村君が阪大のキャンパス内を案内してくれたそうです♪噂によると結構盛り上がったそうです.噂っちゅうか・・・勝手にそう決めつけてるだけですが.

 そして1時からはいよいよ平尾研の出番♪まず初めに我らが平尾先生から本日の内容のご説明を頂いたのち、さっそく実験の方に移りました.

“音”に関する平尾先生の解説.


ペットボトルに関する音響解析の実験は増田君と長久保君が行いました.さすがD1、目を閉じながらでもよゆーの笑顔で説明しちゃってます♪(笑)


ペットボトルの音を録音している様子.実はこの絵1枚でほぼすべての話は片付いちゃうんですけれど….


録音した“波”


 これを周波数解析して水の容量と音の高さの関係を調べるのが今日のメインの実験です♪ペットボトルに水を入れ、録音し、周波数解析し、その結果を表・グラフにまとめるという一連の作業を3人で協力して行って頂きました♪

水の高さを測っている様子.思いっきりこっち向いてくれてないのは,反対側からも写真を撮ってるからですからね?


録音している様子.ペットボトルを慣らすのが意外と難しくて苦労する子もちらほら.もはや無茶振り(笑)


録音した音を解析している様子.パソコンを使って実験データを解析するという作業も大変新鮮だったようです.


そして彼女らを満面の笑みで見つめる増田君(笑)いや,連写で彼を撮ってたから笑みがこぼれただけなんですけれど.


一通り終わったら平尾先生から解説を♪実験の難しさも分かって頂けたかと思います.


 今日はこのペットボトルの実験と,もう一つ面白い実験として真鍮円盤のクラドニ図を見ていただきました♪クラドニ図とは「神が音に託した“指紋”」とも呼ばれ,物質が共鳴・共振している際のその様子を可視化することができる大変面白い実験です.
 円盤型の真鍮を中心の1点で支え,周囲の一点を一定の周波数で揺らしたとき,その周波数が材料固有の“共振周波数”と等しいと全体が特定の“形”で振動します.その形には揺れが大きい部分(腹)とほとんど揺れない部分(節)があります.そこで円盤の上に砂などの微粒子をまぶしておくと,よく揺れる部分の砂は動きだしあまり揺れない部分に砂が集まるため,振動の“形”が目に見えるようになるわけです♪

砂をまぶすプロフェッショナルと化した吉村君.彼の手さばき,とくとご覧あれ!


周波数を変え,クラドニ図を創り出す魅力に取りつかれた横村君,通称クラドニー.ホムンクルスではありません(笑)


せっかくなのでいくつか模様をご紹介.こいつはまだ成長途中です.


別のモード.周波数が高くなるとだんだんトゲトゲしてきます!


また別のモード.一番きれいにできた模様です.おぉ!きれい!おいしそう!!!


 そんなこんなで3時間はあっという間に終わってしまい,みんな惜しみながら平尾研の講座は終了しました.感想を聞くと「思ってたより楽しかった!」と好評を頂け,楽しんでいただけたみたいです♪こちらとしてもありがたい限りです.
 また次の機会が楽しみです♪

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