2009 ICU(Santiag, Chile)
2009年1月11日〜17日



垂水先生(現阪大工学研究科准教授)と中村の2人で2009 ICU(International congress on ultrasonics)に参加してきました。

米国(アトランタ)経由でチリのサンチアゴまで、総移動時間33時間をかけて行ってきました。チリの1月は日本とは反対に真夏で、時差は12時間。ちょうど日本の真裏に位置するでしょうか?

夏の最高気温は35度を超えると聞いていたので心の準備をしていたのですが、実際には湿度がかなり低いようで、日向にいても汗をかくことがなく、日陰に入るとちょうど良いくらいの天気でした。朝夕はむしろ寒いくらいで、半袖だと肌寒く感じるほどでした。


今回の学会会場はUniversity of Santiago de Chileで、聞くところによるとチリで最も古い大学だそうです(間違っていたらすいません)。そのせいか、木とレンガを積み上げて作られた建物が多く見受けられ、日本の大学とは大きく雰囲気が違いました。






受付は仮設テントでした。

2009ICUでは、「音響フォノン法によるナノ薄膜の弾性定数計測」「超音波共鳴法による薄膜の回復現象の観察(invited)」に関する発表を行ってきました。


ピコ秒超音波のセッションには日本から我々以外にも北海道大学のグループが参加されており、全部で8件の発表がありました。生体材料にピコ秒超音波を照射する研究や、ピコ秒超音波とX線回折を組み合わせた構造解析手法などが提案されており、ピコ秒超音波の新たな応用例に大いに刺激を受けました。


また、今回のICUではSpecial Sessionとして「Resonant ultrasound spectroscopy」が企画されており、世界中からRUSの研究者が集まるということで楽しみにしていました。会場にはMaynard先生(Pennsylvania State University)、Schwartz先生(Los Alamos National Laboratory)を始めとする多くの研究者がこられており、貴重な時間を過ごすことができました。
発表では極低温(〜1K)や高温でのRUS計測法が紹介されており、また金属ガラスや合金のユニークな弾性挙動に関する研究成果が報告されていました。ただし、いずれの測定においても、試料を圧電振動子で挟む手法が使用され、共振周波数のモード同定も行われておらず、これらの点については3点支持型センサとレーザードップラー計測によるモード同定を行っている我々の研究グループにアドバンテージがあるように思いました。


Shinohara先生(Federal University of Pernambuco)と記念撮影



チリは魚介類が豊富でした。一方、野菜はほとんど食べる機会がありませんでした。