◆2015.05.18 長久保先生がチェコ科学アカデミーでセミナーを行いました!◆

 2015年5月18日(月)の現地時刻13:30〜14:30にかけて平尾研の長久保白特任助教がAcademy of Sciences of the Cech Republic(チェコ科学アカデミー、ASCR)にてセミナーを行いました!これは彼(私)にとって先週のICU2015に続く一連の出張の後半戦に当たります。そもそも一体何でこんなことになったのか、ASCRってどこやねんっていう話から致しましょう。

 平尾研は海外の研究者・研究機関とも共同研究や交流をいろいろ行っていますが、その中の一つにASCRのInstitute of Themomechanisに所属するProf. Landa研究室があります。RUSや表面波を用いた弾性率計測の研究をやっているグループで研究テーマも平尾研と近く、私が平尾研に入る前から交流があります。過去のHPの活動記録などが参考になるでしょう。

6年前には平尾先生・荻先生・中村先生・谷垣さんが同様のセミナーを行いました。


私がB4の時には平尾研に1週間ほどお越しくださいました。


私がM1の時、神戸の国際学会(ATEM2011)に来てくださいました。


その学会後、研究室にお立ち寄りくださいました。



 さて、そのProf. Landaは最近はピコ秒超音波法にも高い関心を示しているらしく、荻先生が今回のICUでFranceへ行くとなりその前後にASCRでピコ秒に関するセミナーをするのはどうかという話になったみたいです。Prof. Landa研究室ではレーザーを使って完全に非接触でRUS計測をやっており我々としても是非その実験系などの見学をさせていただきたいところ。これはもうお互いのためにプラハへ行くしかない!というノリで私と荻先生はICU2015のレジストを済ませました(今年の2月の話)。

 しかし肝心の学会のプログラムはいつまでたっても発表されず、ようやく発表されたかと思ったら荻先生は初日、私は二日目となりました。するとご多忙極める荻先生はこの日程ではちょっとプラハへは行けないなぁ〜と言い出し、なんと私一人で行くことに(笑)マジでぇ!?実はこの歳になっても一人で海外出張に行ったことのない私。しかもセミナーなどやったこともありません。プラハへ行くのも初めてです。その他にもいろいろ初めてのことがあります。不安の凝集体を無茶振りされた感じが否めませんが、恵まれた機会に心躍らせ行って参りました。

いざパリからプラハ空港へ。太陽光が飛行機によって散乱され丸い虹の表れるブロッケン現象の観測に成功しました。



 プラハは言わずと知れた観光名所で、世界一美しいともいわれるその街並みはもはや説明するまでもありません。物価も日本やフランスより少し安く、食べ物も豊富でビールやワインもおいしく、街中に活気があふれています。またスメタナやドヴォルザークを産み、ショパンを育てた国にはモルダウ(ブルタバ)川も流れ音楽・芸術の都としても名高い都市です。市内には3つほどの豪華絢爛なオペラハウスを有し、街中の各教会ででは毎晩のように様々なコンサートが行われ、とても素晴らしい街です。しかも日本でたとえばプラハ国立歌劇場の公演を聞けばS席で2万円前後するところが、チェコのプラハ国立歌劇場(statni opera)で聞けば一番いい席でもたったの6000円前後!さらに毎年この季節は「プラハの春国際音楽祭」のシーズンで、新緑も美しいこの5月はまさにプラハが1年で最も輝いている時期といっても過言ではないでしょう。
 そんなプラハに私はお仕事で行ってまいりました。繰り返しますが、これはチェコ科学アカデミーで英語のセミナーを行うというお仕事です。


 一人ぼっちで心さびしい中、メトロを乗り換えてチェコ科学アカデミーの最寄駅のLadviへ。Landa教授は大変親切でお優しい方で、私のような若輩者に対しても行き方や宿についてあれこれを気を使ってくださいました。当日もなんと最寄駅までLanda教授ご本人が迎えに来て下さるというVIP待遇で私は無事チェコ科学アカデミーまでたどり着きました。

Ladvi駅とチェコ科学アカデミー。郊外は土地も広く落ち着いた感じがします。


 そして研究室に到着するとこれまたLanda教授が直々にチェコ科学アカデミーの組織全体の研究内容やLanda教授の研究室・実験設備などの案内と解説を行ってくださいました。レーザーを用いて励起・検出を行うRUS装置や表面波計測の光学系などどれも非常に興味深く私は少年のように目を輝かせながら説明をお伺いしていました。
 その後は今日実際に発表を行うセミナー室のほうへ案内して頂き、私は1時間の発表へ向けて最後の追い込みに励みました。

噂のセミナー室。


 お昼ご飯は私だけ一人ぼっちにされることなくちゃんと私も皆様と一緒に近場のレストランへ。おいしいチェコ料理をLanda教授にごちそうして頂きました。本当に謎のVIP待遇です。荻先生も呼ばれていたのなら納得がいきますが私のような若輩者一人のためにこんなにしていただけるだなんて、のちに控えるセミナーにプレッシャーがかかります。

Landa教授の研究グループの皆様。この方々+別の研究チーム数名の前で喋ります(写真を撮ったのは講演後 笑)


 さて、実際のセミナーのほうは多少のトラブルに見舞われ出鼻を若干くじかれましたが予定していた内容でちょうど1時間の講演をばっちりとこなしました。淡々とかいておりますが個人的にはまた一つ大きな山を登った手ごたえを感じています。2年前、学位を取得した際に行った博士論文の公聴会が日本語で40分の発表と20分の質疑応答で1時間講演でした。それから今までの間、英語はおろか日本語でさえそんなに長々としゃべる機会はなかったため、このような貴重な機会をご提供してくださったLanda教授並びに平尾先生・荻先生・中村先生にこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

 お別れにホテルの朝食ビュッフェと、モルダウ(ブルタバ)川越しにプラハ城へ沈む夕日をご覧ください。

朝食ビュッフェ。



モルダウ(ブルタバ)川に輝く夕日。


プラハ城に沈む夕日。


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