◆2011.9.20〜21 ATEM11に参加しました!◆

 9月19日から9月21日にかけて神戸国際会議場にてInternational Conference on Advanced Technology in Experimental Mechanics 2011が開催されました.
 日本機械学会が国際向けに行っている国際学会であり,平尾研からは特別研究員の谷垣さんとM2の坂本さんと岡本さん,そしてM1の長久保君が参加しました.

 日本国内で開催されるとはいえ発表は15分のプレゼンテーションと5分間の質疑応答をすべて英語でこなさなければならず,始まる前から皆必死で準備に取り組みました.
 さらに今回の国際学会にはピコ秒の神様などで知られるH.Maris教授にもお越しいただき座長を務めていただくため,あの谷垣さんでさえ始まる前から戦々恐々としていました.

必死に練習に励む坂本さんと真剣な面持ちで練習に付き合って下さる中村先生


荻先生の手があり得ないことになっていますが・・・決して空間系・時間系の能力者ではございません.デジカメの都合です.


 そして準備万端で臨んだ学会当日!関西一円はまさかまさかの台風15号(ロウキー)による大雨暴風の真っただ中(笑)
 警報まで出て無事学会会場までたどり着くだけで一苦労という波乱尽くしの国際学会となってしまいました.せっかく海外からも著名な先生方が多数ご参加くださったのに・・・何とも間の悪い台風15号(ロウキー)ですね.

神戸ポートライナーからの眺め.本来なら美しい景色が一望できたはずなのに・・・!


そして会場へと続く道には雨漏れ対策のバケツがずらっと・・・ちょっと,これ,どやさ???(笑)


 しかし会場の神戸コンベンションセンターは「日本で一番空港に近いコンベンションセンター!!」を謳い文句におしゃれの町:神戸が満を持して誇る国際会議場!
 それはもうそんじょそこらのショボイ大学とは大違いで,豪華な内装やすわり心地抜群のソファーなどが国際学会としての風格を漂わせます!

会場に入るとなんともおしゃれな内装が出迎えてくれました.


ホワイエ(?)と発表を行う会議室の様子.


 そしていざ国際学会の始まりです♪

 午前中のセッションでは中村先生が座長を務める中,ブラジルから来られたShinohara先生の招待講演で幕を開けました.Shinohara先生は平尾研とゆかりの深い先生で,RUSとEMARを組み合わせた配管の弾性評価の講演をしてくださいました.

 午後からは遂にあのH.Maris教授の招待講演に引き続き,谷垣さん,北大の友田先生,青学の長先生,そして長久保君の発表で,ピコ秒・レーザー超音波法のセッションの始まりです!
 Maris教授の招待講演に先立ち,われらが荻先生より簡単ではございますがMaris教授の偉業のご紹介がありました.平尾研の学生にはではピコ秒超音波法の神様としてのみ知られていますが,それ以外にも液体Heの超流動の理論,固体内のソリトンの検出,ニュートリノ検出器の開発など数々の輝かしい業績のあげられ様々な著名な国際賞を受賞されていることが紹介されました.近年では特にピコ秒の先駆者として,その論文は世界中で広く引用され
  “・・・report published in 1986 was cited more than six times!”
とのことです.ってたった6回!?会場中の爆笑をさらっていきました(笑)正しくはmore than six hundred timesです!

 そしてMaris先生の講演では一般的なピコ秒超音波法の話に始まりシュミレーションと組み合わせた多層膜の膜厚解析の研究やナノ構造物の構造解析,音響レンズを用いた走査型"音響"顕微鏡の研究例など,さらに革新的な研究の数々を紹介していただけました.

 それに引き続き,いよいよ谷垣さんの発表です!先週から体調を崩され常人なら日本語の発表でもままならない程のコンディションの中,質疑応答までばっちりこなされていました.

 友田先生と長先生の発表ののち,いよいよこのセッション最後の講演をこの私が務めてきました!初めての口頭での学会発表の上,15分の英語という高いハードル,そのために積み重ねてきた努力の成果を存分に発揮してよゆーの超早口でたぶん12分くらいで終わっちゃいました(笑)練習では15分じゃ収まりきらないはずだったのですが・・・?
 だがしかしBut...質疑応答では初耳の業界用語を2〜3個ぶち込まれ,日本語ですら答えられないような質問ばかり・・・.すかさず荻先生が助け舟を出してくださり,プレゼンターの私そっちのけで会場内では質問が解決したようです.私は後で谷垣さんから質問の意味と答えを教えていただけ,大変勉強になりました.

 そして1時間のコーヒーブレイク♪昼食とコーヒーブレイクが同じ1時間ってどうなんですかね?
 休憩時間を利用して私はMaris教授やLanda教授や友田先生など,著名な先生方と貴重な会話をさせていただきました!Maris教授にも先ほどの発表をお褒めいただけました♪やはり人間,お世辞と分かっていても褒められるとうれしいものですね♪(笑)

中村先生とフランスのエリックさん.お二方ともベストスマイルで仲の良さが写真からあふれてきますね♪


発表前後の谷垣さんのご様子.湘南工科大の大谷先生には弱ったガッキーということで「弱(ジャ)ッキー」呼ばわりされてました.


発表を終えた長久保君の記念撮影.背後に何やらテンションの高い先生がいらっしゃるような気が….


そして超Vipな先生方との記念撮影!左がLanda教授,右がMaris教授です.発表も無事終わり長久保君(中央)も満面の笑みです♪


 最後のセッションでは冒頭でLanda教授が招待講演をしてくださいました.
 レーザーとRUSを組み合わせた非接触RUS法を用いて弾性異方性の研究紹介をしてくださいました.弾性対称性が不明な材料の弾性定数の決定法など,非常に我々の関心の高いテーマでとても勉強になりました.

 バンケットには参加できませんでしたが,超有名な数々の先生方とお会いでき,日常では決して味わえない貴重な数々の経験を積めました.国際学会はやはりとても勉強になり,今後もこの経験を活かして次の学会へとつなげていきたいです!



 最終日へ,続く!!!




そして日付が変わり9月22日水曜日 次はM2の坂本と岡本の発表の日です.


相変わらず台風15号は猛威を奮っており,関西一帯は警報だらけ! 会場である兵庫県阪神地区も暴風 大雨 洪水警報が出ていました・・・


傘をさそうとすると飛ばされそうになる天気でしたが会場は駅と連絡通路で結ばれているのでへっちゃらです.



10時から午前のセッションがスタートし,神戸大学の田中先生の招待講演の後,いよいよ坂本の発表です.これまで練習してきた成果通りにすらすらと発表し,少し早口になったのか15分のベルが鳴る前にパワーポイントによる発表は終了.そして質疑応答ですが,Landa教授が温度のとり方,熱電対の設置方法などについて質問されていたようですが申し訳ありませんがうまく聞き取れず,座長の垂水先生の助けにより,なんとか答えを返すことができました!


そしてお昼ごはんは会場の1階にあるレストランでビュッフェ形式のランチです.


自分の出番が終わって楽な身分になった坂本と,発表が午後からのためまだ緊張しまくりな岡本ですが,ふたりともがっつり食べまくっていました(笑)

そして1時過ぎより午後のセッションがスタート!

午後の一番目,翌日に平尾研に来られた中国国立地震研究所のTian博士による招待講演でした.
その後,いよいよ岡本の出番です.がちがちに緊張していましたが,3連休返上の練習の成果か,大きく詰まることもなく練習通りの発表ができ,15分をすこしすぎる程度の発表でした.こちらの質疑応答でもLanda教授が質問されていましたが,こちらもうまく聞き取れずに申し訳有りませんでした.座長の田中先生の助け舟でなんとか質問にこたえることができました(本当に田中先生ありがとうございました).

そして次はセッション最後の垂水先生の発表だったのですが,スライドの説明がわかりやすく,説明している姿がかっこ良く,これぞ一流の発表と言えるようなものを見して頂きました.
将来機会があればあんな風に発表できるようになりたいなと二人で話し合っていたのは言うまでもありません. ATEM11が終了したことには雨も上がり,少し晴れ間ものぞくような天気で二人が参加したRUSのセッションで日頃見ることのない平尾研以外の最先端の研究を見れ,またその中で発表ができ非常に貴重な経験となりました.



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