◆2015.03.11〜14 第62回応用物理学会春季学術講演会に参加しました!◆

 2015年3月11日、第62回応用物理学会春季学術講演会が開かれました。3月11日。この日は私にとってもただそれだけではありませんよね。そうです、私の後輩のお誕生日です〜♪(笑)というのは嘘で、というか嘘ではないんですけど、はい(笑)ちなみにその半年前の9月11日生まれの後輩もいます。嘘ではありません、ほんとです。はい、すみません。

 4年前の私は当時卒業を控えた学部4回生でして、ドクターに進むと断言していたのでB4ながらこの第58回応用物理学関係連合講演会に参加する予定だったんですね。私にとってはじめての学会です。発表日は2011年3月25日。ちょうどその2週間前にあたる2011年3月11日、東日本大震災が起きました。講演会も中止となる非常事態でした。
 あれから早4年。私は学位を取得し、演奨励賞を受賞しその招待講演に呼ばれるに至りましたが、私にできた4年間はこれで良かったのかなぁとふと感じてしまいます。


 そんなわけでちょうど個人的には感じることの多いことが重なり前置きが少し長くなりましたが、半年前の第75回応用物理学会秋季学術講演会にて私(長久保白)が講演奨励賞を受賞したため、この日はその贈呈式&昼食会への参加並びに受賞記念講演を行うため一人で東海大学湘南キャンパスへ行って参りました〜♪
 このキャンパス、文句を言ったら怒られるかもしれませんが、地味に遠いんですよ(笑)大阪から新横浜まで2時間ぐらいですが、そっから東海大学前っていう最寄駅まで約1時間、そっからキャンパスまでは徒歩で30分もかかるっていう(笑)授賞式が11時からのため、まぁ安全を期して10時ごろには最寄駅に着かないとなぁ〜って思うと7時前の新幹線に乗らないと間に合わないっていう(笑)

 当日。朝は無事起床して新幹線に乗り込み「あぁ〜・・・地味にしんどいなぁ。こんなことなら前泊しとけばよかった・・・」とうっすら思ったのもつかの間、なんと昨夜からの降雪の影響により米原〜名古屋間で速度を落として運転中とか(笑)なにぃ!?それにより40分程度の遅れが生じる見込み。ってナンダトォー!?(笑)いやいやいや!新幹線!おい新幹線!そんな昨日の雪程度で甘いこと言わずに気合で何とかしろよぉー!!!

って思ってみましたがこの雪じゃそりゃ無理やわ(笑)すげぇー積もってんなぁ〜(笑)



 やばい・・・。せっかく一生で一度しかない応物奨励賞の授賞式に遅刻するっていう最悪の事態(笑)朝早いですが応物の講演担当者様にメールを送信し、事情を説明したら「贈呈式は30分ぐらいやっているので遅れて入ってきたら最後に渡すので大丈夫ですよ〜」的な優しいお言葉を頂きました。あぁ・・・どうやら昨日から新幹線は遅れていたのに、この程度の予定すら見通せない屑野郎で本当にもうごめんなさい・・・。

 そんな屑野郎にも屑野郎なりの最後の意地が残っています。どうやら詳しく到着予定時刻や乗り換え時間を調べていると通常のルート検索では

 09:43発 新横浜

  ↓

 10:03着 町田(JR)
 10:19発 町田(小田急)

  ↓

 10:50着 東海大学前

ってヒットするのですが、詳しく調べてみるとその間に

 09:43発 新横浜

  ↓

 10:03着 町田(JR)
 10:07発 町田(小田急)

  ↓

 10:36着 東海大学前

という神電車があるみたいです!乗り換え4分!これは・・・行ける!ということで、在来線に乗り換え町田に向かっている間に町田駅構内図をゲットして最短経路と正解の方向を見極め、電車を降りたら重たい鞄を背負ったまま履きなれない革靴で全力ダッシュ!そしたらよゆーの2分でホームへ着きました(笑)危ない危ない・・・めっちゃ息上がってるけど(笑)
 そして結局10:36分に東海大学前駅に到着し、バスに乗ることで50分ごろキャンパスに到着♪広いキャンパス内を再びダッシュで移動して何とか目的地の贈呈式会場まで到着しました♪良かったぁ♪

 なんせ、たまたま私が登壇したセッションが1.8の超音波ってところで、セッション順に名前が呼ばれるので私は一番最初に名前を呼んでもらえる人やったんですね。そしたら応用物理学会の川田聡会長(阪大)から賞状を目の前でフルで読み上げて頂けるっていう♪(笑)ムービーとっとくべきだったぁ〜・・・。まぁもうしゃーない(笑)一人ぼっちの贈呈式はまぁこんなもんです。

会場の様子と私の席。本当にどーでもいい事でもやっぱり1番をとれるのはなんとなく気分がいいものですなぁ♪



贈呈式終了後に1枚記念撮影♪ちなみに注目して頂きたいところは胸元にございまして、えぇ、ちゃんとやったりました(笑)

(左から「日本語講演」「招待講演」「受賞者」「募集中!」「求職中」という意味のシールです 笑)


 そして昼食会へ♪これは約40人の受賞者と応用物理学会フェローの方々(応物のお偉いさん)方が一緒にお弁当を食べ研究者同士の交流を図るというイベントです。もちろんちょっと高級なお弁当とお茶は無料で配布して頂けます♪(笑)

 レジストを済ませてなかったのでちょっと遅れて行ったところ手前のテーブルが半分ほど空いていたので私も同席させて頂きました。しばらくすると残りの席も埋まり、結局私を含めて男性4人女性3人と、フェローの先生としてまさかまさかの運営委員長であらせられる民谷栄一先生(阪大)が加わり8名でお食事をすることになりました!民谷先生って言ったらあれですよ!荻先生が「えっ!?応物の運営委員長って民谷先生がやってるんや(笑)」って話題にするほど身近な人らしいですよ!(残念ながら私は知らない 笑)阪大工学部の応用物理の先生で、バイオセンサーなどに関して荻先生と面識があるそうです。私も自己紹介で所属と研究内容のことをお話したらすぐにお察しして頂けました。

 んでもってこの応物講演奨励賞っていうのはなかなかほんとにすごい賞なんですね!この賞はとれて本当に嬉しいんですけれど、他の受賞者の方々も産総研、理研、物質材料研究機構(来年から北大の助教)の方々や、東北大・名古屋大・阪大(理学部)のD2(全員学振研究員)など、まさに将来有望な日本の若手研究者ばかり!帰ってきてから気がついたんですけど、今D2で春からD3の人って実は私と同い年なんですね(笑)飛び級も浪人・留年もせずにふつーにストレートで進んでたら私も本来この春ようやくD3を迎えるわけです。・・・そう考えると阪大基礎工機能創生のスプリンタープログラムって本当にありがたいですね。かたやD3で、かたや特認助教で講義できるってなんかすごいですね!これらもすべてはひとえに平尾先生・荻先生・中村先生方のご指導の賜です。唐突ではございますが本当にありがとうございます。

 昼食会の終わりには皆さんとご一緒に写真を撮らせて頂くことに♪なんのためにでかい鞄に重たい一眼レフと望遠レンズを入れてたと思ってるんですか(笑)そうしたら民谷先生が「良かったら君たち(他のテーブルの方々)もおいで!」って気を使って誘って下さり、なんか気がついたら私が各テーブルの方々の集合写真をとる形に(笑)あれ?いや、俺、自分も一応写る気やったんですけど・・・???最終的には全員での集合写真も撮ることに(笑)

「僕、係員とかじゃくてただの受賞者なんですけど写真撮らせてもらいますねぇ〜(笑)」みたいな感じではい、チーズ♪(笑)


もちろん私も一部交代して頂き映らせて頂きました♪



 ちなみにこの昼食会が12時から1時まで。そしてちなみに私の招待講演が1時から(笑)あかん!写真撮って皆さんの連絡先聞いてる場合じゃない!再びダッシュ。私の会場はD棟の、無駄に5階(笑)息上がるっちゅうねん(笑)
 何とか2分前までには到着して無事パソコンを接続し、息上がってるけど準備万端♪「まぁこれで1ボケして笑いをかっさらい場を和ませてから完璧な発表でもするか♪(笑)」って感じで妄想を繰り広げながら前に立ってたら・・・「発表は15分からなのでそれまで座って待っといてくださって結構ですよ?」ってタイムキーパーの方が教えて下さりました♪えっ!?15分から?うそぉ〜ん!?マジで!?いや、ほんまや、よくプログラム見てみたらばっちり13:15って書いてた(笑)あっれぇ〜・・・???もうてきと〜過ぎてごめんなさい(笑)

 でも発表はばっちりです♪受賞記念講演なので主に前回と同じ内容で、追加の内容も添えて、質疑応答もたくさんいただくことができ、充実した発表でした♪その後もこの超音波のセッションは夕方まで続いたので最後まで参加。静岡大、東北大、山梨大の先生方が揃ってご発表され、表面波などに関して専門的な質疑応答が続き大変勉強になりました。ところでどうしてうちのボスたちは最近一切姿を見せないんですかね?(笑)


 そんな感じで私の応物は終了いたしました。名誉ある講演奨励賞を受賞できたことを機に同世代・異分野の優秀な研究者の方々と交流支援を持つことができ、本当に有意義な学会と名誉ある賞でした。これからは新しいテーマなども見つけたいところですし、最後に頼りになるのは人の縁なので、これをきっかけに私も新しい一歩を歩んでいきたいですね。
 この度は本当にどうもありがとうございました。

副賞の置物と記念の賞状。これを励みにまたさらに頑張ります!





以下,応物学会の続編としましてM1石原が報告いたします!


 長久保さんは11日(水)に「講演奨励賞受賞記念講演」として招待講演(おめでとうございます!)をされましたが,私は14日(土)に“熱モードスペクトロスコピーを用いた微小試料に対する新しい熱伝導率計測法の開発”というタイトルで発表しました.
世間はホワイトデーで盛り上がっていましたが,浮世離れした私は学会初参加であることと,何としても「熱モード現象」とそれを利用した熱伝導率計測法を聴衆に認知して理解してもらいたい!という意気込みで,チョコレートのことを考える隙もヒマもありませんでした(強がり).

(※「熱モード現象」あるいは「熱共振現象」とは“固有の緩和時間を持つ温度分布(熱モード)の緩和現象”のことであり,我々の研究グループが世界で初めて見出した熱現象です.熱モード現象は,“熱伝導の波動性”に起因しており,熱伝導と同じ格子振動に起因する超音波で例えたときの「共振現象」に相当します.)

私の発表は朝9:30からを予定していたので,前日から会場近くのホテルに向かいます.



阪急石橋駅より学会の旅がスタートしました!
阪急電車のエンジ色をしたボディに,いつもなんとなくぬくもりを感じます.
家から石橋駅へ向かう途中に髭剃りを忘れたことに気が付いて取りに帰るという風に出鼻をくじきましたが,大きな問題なく新幹線に乗ることができました.




14時ごろに神奈川県のJR町田駅に到着しました.小田急線に乗り換える前にここで昼食をとりました.
町田は百貨店など複数の商業施設が隣接しており,老若男女で溢れていました.





遅めの昼食は,関東エリアでよく見かける「磯部水産」で食べました.
生ビールを飲みながら,本マグロ丼とサザエのつぼ焼きを平らげました.
少し奮発しましたが,おいしい肴と一緒に昼間からビールが飲めて最高に幸せでした.

夜は19時に荻先生と合流し,ふたりで飲みに行かせていただくことになりました.
さまざまな体験に基づいた魅力溢れる話を聞くことができ,勉強になりました.色々やってみたい年頃(?)ですが,何かひとつでも「深める」人生にしていきたいな〜と思いました.
はしごして解散したころには24時になっていました.(大変ごちそうさまでした…!!!)

●英国のノンフィクション作家,サイモン・シンの著書「宇宙路運」「暗号解読」「フェルマーの最終定理」
●20代の若者はぜひ読んで欲しいと,司馬遼太郎の著書「坂の上の雲」
●京都の北山にあるピッツェリア「シンパティア」(私はピザが大好物)
をオススメしてくださったのでトライしようと思います.

当日,朝4時に目が覚めたので2時間ほど発表練習と質問対策を行いました.私は目覚まし時計で起床するのがあまり好きではなく,時間によらず自然に目が覚めたら活動するという少し変わった生活スタイルです(当然,遅刻しないように目覚ましもセットします笑).
タイムラップが染み付くほど練習した後に,ホテルのバイキングで朝食を済ませて東海大学湘南キャンパスへ向かいました.

発表会場は座席数が60席の小さめの教室で,聴衆は16人でした.研究内容を広く認知してもらうために1000人近くの聴衆を期待していたので,もっと沢山人が来てくれたらな〜と思いました.

発表は9分55秒で終了し,余らせてしまった5秒が少しもったいなく感じました.

質疑応答では,試料の表面状態についてや,実験データが波打っている理由などについて聞かれました.
「実験データの波打ちは,計測系のノイズに因るものである」ということが説明不足であることに気がつきました.
熱伝導は過減衰と言っておきながら実験データはなんか振動しているではないか,と不思議に思った方が何人いらしたことでしょう.
最後にリッツ法に関する質問がありましたが,質問の意図を理解することができず回答に苦しみました.
セッション終了後,個別に議論をしましたが,粘った末にも理解してもらうことができず悔しい思いをしました…

という様に改善点のみに意識が集中しがちですが,発表では聴衆を強く惹きこんで研究内容の魅力を存分に伝えることができたな〜と,聴衆の反応から手ごたえを感じることができました.




帰り道にて,新横浜で荻先生と別れたあとすぐに,
「次は日本機械学会の熱工学コンファレンスだ!」
というメールを荻先生からいただきました.
モチベーションを絶やさず与えてくださる荻先生は研究者としてだけでなく指導者としても本当に偉大です笑

次の学会に向けてまたがんばります.

最後に,この研究を進めるにあたって協力してくださった方々に深く感謝いたします!

お読みいただきありがとうございました



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