35th Annual Review of Progress in Quantitative Nondestructive Evaluation (Chicago, Illinois, USA)
2008年7月20日〜25日



平尾教授、荻准教授、中村、多根井、Silvinaの5人で定量的非破壊検査の進歩に関する会議(QNDE)に参加してきました。

QNDEは非破壊検査に関する最も伝統ある国際会議のひとつで、毎年米国で開催されます。今回は「ピコ秒レーザー超音波による薄膜の弾性定数計測」と「SH波によるパイプの減肉評価法の開発」に関する研究報告を行いました。

薄膜の物性に関するセッションでは、表面波の音速から薄膜の弾性定数を測定する研究報告がなされていましたが、「薄膜を等方体と仮定しなければならない点」と「計測可能な膜厚がミクロンオーダーである点」に課題があり、あらためてピコ秒レーザー超音波による弾性定数計測の優位性を確認することができました。

構造物の非破壊検査の分野では、現在は建物や飛行機などが定期的に検査されているが、今後はセンサをとりつけて連続的に検査する(モニタリングする)ことが主流になるだろうと講演されていました。但し「そうなると圧電センサの寿命のほうが構造物の寿命よりも短いため、圧電センサを検査するための別のセンサが必要になるのではないか?」との指摘もあり、まだまだ課題が残っているようでした。

発表の様子。Silvinaにとっては始めての学会発表でした。



シカゴは以前に聞いていたのに比べて治安が回復しているように感じましたが、ダウンタウンを少しでも外れると街中はもちろん電車やバスの中もピリピリした雰囲気になり、あらためて日本の治安の良さを認識させられました。


学会会場の近くから見えるシカゴのビル群。

街中で見かけたおじさん。