◆2014.06.25-06.27 蛋白質科学会に参加しました!◆

M1中島とM2濱田さんの二人で,横浜で行われた蛋白質科学会に参加してきましたので,中島が記事を書かせてもらいます.
[初日]  おはようございます.5時石橋発の電車に乗り,新幹線で横浜に向かいます... この日は,W杯日本代表の予選コロンビア戦が5時にキックオフでした.逐一,鳥居からの速報をチェックしながらの旅でした.



新大阪で新幹線に乗る前に,岡崎のダイビングヘッドが決まり,同点!!ちょっとハイテンションで新幹線に乗り込み,二人で昼からのフラッシュトーク(2分間の研究紹介プレゼン)の準備をしながら移動します.  とはいえ,早朝の移動,二人ともしっかり熟睡し,気づけば横浜.日本代表はこの間に敗退が確定していました.残念.

さて,会場に到着し,早速ポスターを張ります.会場は思ったより広く,企業ブースもにぎわっております.少しして野井さんと合流.野井さんは,ポスターを布地のものに印刷してリュックに入れてました.さすが玄人ですね.

昼ご飯をすまし,フラッシュトークの会場へ,と,ここで,濱田さんに異変が...発表内容を書いた原稿を持つ手が必要以上に振動しています.この人大丈夫か??とか思いながら,他の発表者の流暢な発表を真剣に聞きます.

そして,まずは濱田さんの番.


タイトルは,
「TIRFM-QCMの開発とAペプチドの凝集核をハブとする線維ネットワーク形成のモニタリング」
です!ここで,濱田さんが実力を遺憾なく発揮します.
濱「発表始めさせていただきます.アミロ,アツル,アルツハイマー,,,,認知症に最も多くみられるアルツハイマー病は・・・・」
この時,野井さんと目が合いました.あの人大丈夫か....??大丈夫なわけありません.
その後,2分間中1分20秒くらいセリフを噛み倒し,2分後に,チーンと鈴が鳴ります.後2行ぐらいだったためねじ込もうとしますが,座長の先生は,それを許しませんでした.鈴を連打しながら,時間です.終了してください....

ここでもう一度野井さんと目が合い,失笑.中島はこれを見て緊張がほぐれ,無事に言いたいことを2分間におさめられました.ちなみに発表タイトルは
「アミロイドペプチドの超音波異常凝集に関する系統的研究」
であります.

そんなこんなで,濱田さんをいじりながらポスター会場に移動,まずは,他の研究者のポスターに質問して回らせてもらいます.鳥取大学の河田先生の研究室と神戸大学の茶谷先生の研究室の学生さんは,アミロイドに関する研究を行っており,生化学の知識が浅い我々でも有意義な議論を行う事ができました.

その後,自分たちの発表番です.濱田さんのポスターにはQCMを用いて研究を行っている方が多く,装置の開発に関して議論を交わしたそうです. 中島のポスターにはアミロイドに関する研究者と超音波を用いて研究を行っている方が多く,キャビテーションバブルのシミュレーション結果などについて触れてもらう事ができ,とても有意義な時間でした.

ポスター発表は二人とも盛況で,終了時間をすぎても人は絶えず,終了時間を一時間程度オーバーして熱い議論を繰り広げました....

その後,会場を去り,荻先生,そしてOBの上杉さん,上原さん,釣本さんと合流し,

飲み会を行いました.とても楽しかったです.料理の事には触れませんが... 御馳走様でした!!!





[二日目] 二日目は,午前に若手シンポジウムの発表が,午後からはJAXAの宇宙微小重力下で密度差対流を無視した高品質結晶の生成に関するセッション,夕方には,ポスター発表と蛋白質のfoldingを熱力学的視点から研究した内容のセッションに参加し,内容盛りだくさんでとても充実したものでありました.

昼ごはんは中華街で・・・






foldingに関するセッションでは,大御所感丸出しのWillam A. Eaton先生の発表.Stanford大学のVijay Pande先生の発表,東北大学の高橋先生の発表など,基本的な内容から最新の研究成果まで広くをカバーしたとても分かりやすいプレゼンテーションに感銘を受けておりました.

特に,Eaton先生は,30分のところを45分しゃべり,最後に,「少し時間オーバーしたけど面白かったやろ??」みたいなことを言って,爆笑をかっさらっていました.座長の先生だけが真顔だったのが印象深かったですが...笑

また,Pande先生は,入院してしまったらしく,パワポに音声を吹き込んだムービーで発表です.ムービーは完全に40分ありました.笑

しかも一枚目のスライドは,元気にアウトドアを楽しんでいる時と,入院中で鼻からチューブを突っ込まれている時の写真の対比というパンチの利いたものでした.

このようなセッションに参加し,蛋白質のfolding理論の基礎を学ぶ事ができ,とても楽しかったです!!

[3日目] この日は,待ちに待った蛋白研の後藤先生が座長の「過飽和」をテーマとしたセッションです.  

初めに,後藤先生が過飽和生命科学の起こりについて説明し,多くの神経変性疾患と関連したこの研究分野がいかに重要かという事を再認識する非常に重要なお話でした.  

ちなみに後藤先生は,蛋白質の過飽和状態がどのようにして生み出されているか??という自分の質問に自分で答えていました. その答えは,「蛋白質が運命として背負っている水素結合能と疎水性結合能の二つの性質が深くかかわっていると考えられるが,真相は,未だ闇の中で,蛋白質過飽和のリアルを知っている研究者はいない.」というもので,名言そのものでした.

その後,レーザーを用いて凝集体単体を観察する手法の提案や,アミロイド線維形成時のエンタルピ変化を直接的に測定する事による凝集モデルの提案など非常に興味深い内容の発表が続き,メモを取るのに大変でした.笑

昼ごはんは,二日連続の中華・・・



そんなこんなで,3日間の濃厚な日程が終了しました.蛋白質の学会という事で多少不安も抱えながら出陣したのですが,本当に楽しく有意義な3日間でした.このような貴重な機会を与えていただきありがとうございました.今後の研究に活かします! [M1中島]


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